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はてなハイクの続き

昭和辛酉生まれの平成

今週のお題「平成を振り返る」

  • 後期

平成の終わりははてなハイクの終わりにほぼ近いので、平成を三分割した後期がはてなハイク時代ということになる。

その間の自身の環境の変化が激しかったので、ひとくくりの期間にならなかったはずのところが、ハイクのお陰で連続性を保てた。節目節目で報告もできたし。

これから先も、できれば断絶という事態はなんであれ避けたいので、こうやってハイクのidページで書きそうなことをここで継続させる。

  • 中期

ではそれ以前、平成十年代はどういう時期とくくれるか。高校の途中から最初の職場の終わり頃という、これはこれで変化が激しい(年齢的に必然な変化に流されるまま)が、その間にも一貫してるものがあったかどうか。ただただ本を読んで、少しずつでも興味の幅を広げようとしてた。大学の図書館で、十進分類の分野別に満遍なく借りてみたりしたこともあった。どっぷり浸かっていたラジオ視聴や録音は、ネット環境を得てからはポッドキャストに置き換わる。そして2chからはてなブックマークへと、何かしらの記録をwebに残したくなる欲求に至る。

  • 前期

平成一桁の頃は小中学生の時分で、元々あるものが昭和で、新たに出てきたものが平成だという認識が強い。戦前というのは祖父母の時代で戦後は親の時代、というわかりやすさの延長。進研ゼミなどで将来の話を示される時も、2000年に大学生になるあなたたちというきれいな区切りが用意されていた。その時点では平成二桁台が遙か遠い未来に感じたものだけれど、学齢期の間は数年先の未来は決まりきっているようなつもりでいた。漫画にしてもゲームにしてもカードダスにしても(ガンプラというよりはこちら)、次の発表や発売が定期的にあることを当たり前に受け止めていた。自分から好きなものを決めて買ったり読んだり遡ったりすることで、流され方を選べるようになるのが、中期後期に向けての地ならしになったのだろう。

その頃の商品のリバイバルを喜ぶ気持ちと、それはそれで終わったものとしてほしい気持ちのせめぎ合で平成が終わろうとする。